港湾事業チーム/入社3年目
“K”LINEの価値創造に貢献する
大学を卒業後、新卒で大手都市銀行に入社。与信管理部門で財務分析に携わるなど5年間を過ごす中で、学生時代からの夢であった「海外でビジネスがしたい」という想いが再燃し転職を決意。現在はコンテナターミナルの運営に携わっている。
競争力あるターミナル拠点を創出・運営する
“K”LINEは東京・横浜・名古屋・大阪・神戸の国内5カ所の港湾でターミナル事業を展開しています。そのミッションは、世界から集まる膨大な数のコンテナの荷役・保管などをスムーズかつ効率的に運営して収益を最大化し、安定的で競争力のあるターミナル拠点を創り出すことです。
中でも私は京浜地区のコンテナターミナル運営を担当。予算の策定や収支の管理はもちろん、必要な投資を通じて利用者への高品質なオペレーションサービス提供に取り組んでいます。まさに海運業の土台を支える仕事。大きなやりがいを感じています。
その中で大切にしているのは、現場の“声”を大事にすること。港湾には荷役・保管を行う元請会社をはじめ多くの関係者が関わっています。そうした方々からそこで起こる不具合や問題点を迅速に吸い上げ、対処することがターミナルの品質を左右します。可能な限り現場に足を運び、顔や目を見て会話しながら問題に対応することで、現場との信頼関係が深くなっていきます。こちらが困ったときには現場も全力で応えてくれるような関係性が築け、このことがサービスの品質向上と、競争力あるコンテナターミナルの創出につながると考えています。
自営プロジェクトに参加。多くの収穫を得る機会に
入社して2年目に、“K”LINEにとって国内初となる「自動車船ターミナルの自営」実現に向けたワーキンググループに、計画段階から参加する機会を得ました。これは自営化を図ることで、顧客ニーズに合わせたより高品質なサービス提供を可能とする意義あるプロジェクト。主体は自動車船事業部門でしたが、その計画現場が横浜だったため、京浜地区の港湾事業担当の私たちが培ってきた、ターミナルの安全対策や行政サイドとの交渉・契約業務といった専門的な知見が求められたのです。期待に応えるべく行政との折衝や契約業務に対応する中で、これまで蓄積してきたノウハウや現場感覚を活かせる場面が多々あり、磨いた実力や経験値が確かなものであることを確認。また外部の港湾関係者や、社内の自動車船事業チーム長・メンバーの方々など、多くの人脈を築くこともできました。
今年4月、現場での開所式で見た壮大な光景は忘れられません。大型自動車船が寄港する広大なターミナルに美しく並ぶ多くの自動車、参列する関係者の笑顔ー。競争力のある自営ターミナル実現に貢献できた充実感はこの上なく、私にとって収穫の多い経験となりました。
“K”LINEに新風を吹き込む
入社して3年目を迎える今、挑戦しているのが環境に対応したターミナルの運営です。全社的に注力しているテーマでもあり、国の行政機関とも活発に意見交換しています。ハイブリッド型クレーンの導入やターミナル内業務用車両などのCO2削減、クリーンな発電システム導入など、世界の低炭素化のトレンドもキャッチアップし、世界に“選ばれる”ターミナル創出に取り組んでいます。こうした環境対応業務や日々のターミナル管理で実感するのは、銀行員時代に培ったスキルの有用性。例えば、様々な立場・年齢の行政担当者との関係を構築するためのコミュニケーション力や、ターミナルの収益最大化に必要な財務分析ノウハウは私の強みだと感じています。
“K”LINEには、新たな価値創造のために柔軟な発想や新しい風を求める開かれた風土があります。今後も自らの強みや持ち味を活かして、“K”LINEに新風を吹き込むような海運ビジネスの価値創造にチャレンジしていきたいですね。そして成果を上げ、その先にある新たな海外ビジネスへのチャンスをつかんでいきたいと考えています。
1.転職を決めた理由
「海外でビジネスを」という学生時代からの想いを実現するために転職を決意。情報収集すると「5人に1人」の確率で海外経験の機会が海運ビジネスにはあることを知り、ますます興味を持ったのです。活動を進める中で“K”LINEには他にない「挑戦と創造のスピリット」に溢れたマインドがあることがわかり、魅力を感じて入社を決めました。
2.“K”LINEで働く魅力
会社選択の理由でもある「進取の気性」の風土です。新しい取り組みに対する“機動力”が高く、そのチャレンジで任される責任や裁量も大きい。人間力も磨かれるので、“パワー”のある社員が多いです。また、転職時に聞いた通り、海外経験者が身近にたくさんいるので、自らの可能性を大いに感じながら働くことができます。
3.将来挑戦してみたいこと
夢の実現である海外ビジネスです。“K”LINEには海外に多くの関連会社やグループ会社があります。例えば、そうした海外拠点を本社から管理して海外ビジネスを推進したり、駐在員として赴任してその経営に参画する経験を積みたい。さらに先にはその経験を活かして、会社の戦略や方向性を策定できる人材を目指したいですね。
4.応募者へのメッセージ
私自身、学生時代の想いを忘れられず、一度きりの人生なのだからと自分の気持ちに素直に行動しました。海運業界に何か一つでも自らの思いや期待と合致するものがあるのなら、ぜひ思い切って飛び込んでほしいですね。そうすれば前職のスキルや経験が活かせる分野・場面が必ずあるはずです。“K”LINEの扉は常にオープンです!
出社
“K”LINE CAFEのコーヒーを飲みつつ、ターミナル現場からの報告や行政機関からの問い合わせなどのメールに目を通し、業務の優先順位を整理。
打ち合わせ
ターミナルにおける環境対応について、現在の取り組みや世界の低炭素化のトレンドなどを、率直に意見交換。問題意識を共有する。
月次収支作業
当社ターミナルでのコンテナ取扱量を元請会社に問い合わせる。北米西岸の混雑による運行日程の遅れや、前月予想値との乖離を確認し対応を検討。
打ち合わせ
新規ターミナル運営開始に向けたワーキンググループに参加。港湾事業の経験を活かしたサポートを実施。様々な関係者と連携を深める。
退社
明日の予定を整理し退社。親身になって話を聞いてくれる部署の先輩と、オフィスの下にあるBarで軽く乾杯。リフレッシュして明日に備える。