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オペレーション
鉄鋼原料事業グループ
運航第一チーム/
入社7年目
加藤 和之
国内外有数の大企業であるお客様の要望に応え、
最適な鉄鋼原料輸送を実現
Profile

大学を卒業後、新卒で製薬会社に入社。この間、海外で働きたいとの想いが募り転職を決意。海運業界のグローバルかつスケールの大きな仕事、また当社のフランクな社風に惹かれ入社。現在は、鉄鋼原料を輸送するドライバルク船の運航管理を行うチームのテーブルマスター(リーダー)を務めている。

Mission

若手のチーム員に適切な助言を与えながら、
より安全かつ効率的な運航を目指す

現在所属する鉄鋼原料事業グループ 運航第一チームのミッションは、国内の大手鉄鋼メーカーや海外の資源メジャーなどのお客様の要望のもと、積み地から揚げ地まで安全に貨物を海上輸送すること。その中で私は約10人のチーム員をサポート(テーブルマスター)を担っています。
最も力を試されるのは、突発的なトラブルが発生した時。その一報を受けるとすぐに原因を探り、お客様との窓口である営業や、船舶を動かす船長はじめ関係各所と連携しながら、必要な情報を集め、どう対処するのがベストかを瞬時に判断し、それと同時にチーム員に指示を出します。船が止まると1日ごとに大きな損失が出るため、復旧が早いかどうかは会社の業績に関わる重大事。私の対応次第で結果が違ってくるのが、難しいところであり醍醐味でもあります。
当チームの業務の特徴は、ある程度、船の行き先が決まっている一方で、お客様の要求が非常に厳しく、その中で船のオペレーション(運航管理)の基礎力がしっかり身につくこと。そのため若手の養成所のような性質も持っています。そんな中、若いチーム員たちを教え導いていくことで、どんどん成長していくことが肌で感じられるのが、私の大きな喜びにもなっています。

Episode

シンガポール駐在時に、国内大手3社による
コンテナ船事業「ONE」のスタートに貢献

入社後、コンテナ船のオペレーションを担当する中で4年目からシンガポール駐在を経験しました。当初は“K”LINEの社員として赴任したのですが、その直後、当社、日本郵船、商船三井の3社それぞれのコンテナ船事業を統合した「ONE(オーシャンネットワークエクスプレス)」が誕生し、私もその一員に。それは当時、海外の会社が合併に次ぐ合併で規模を拡大する中で、海外の競合と戦っていくためには当社も“規模”を求める必要があると考えていた私にとっては歓迎すべき出来事でした。3社それぞれに業務の考え方、進め方が異なる中、時に衝突したり、すり合わせをしながら一つにしていく過程は非常にタフでしたが、それぞれの会社がやってきたことを振り返り検証しながら、新しい仕組みを構築していく経験は新鮮で勉強にもなりました。
そんな中、私が力を入れたのは需要と供給の分析です。時々の状況によって需要と供給が大きく逆転するコンテナ船事業では、需要と供給を調整することが損失減少や利益向上につながります。そこで分析した結果をチームで共有し、より良い成果が上がる流れを構築。その後、航路の収支状況の分析なども依頼されるようになり、ONEでも存在感を発揮でき、自分なりの結果を残せたと思います。

Spirit

それぞれが自分で考えながら、
自由に仕事に取り組める気風が魅力

私は前職時代から、自分の好きなように仕事に取り組みたいタイプでした。“やらされている感”を持ちながら仕事をするより、自分が“やっている感”を持っている方が前向きに取り組めるし、仕事も楽しくなると思っているのです。“K”LINEは入社後すぐに、自由にやらせてくれる会社だなと感じました。コンテナ船の航路管理を担当していた時も、上司に言われるまでもなく、自分で考えながら、いろいろと情報を集めたり、その情報の分析をしていましたし、それを後押ししてくれました。 私は今、テーブルマスターとしてチーム員をサポートする立場ですが、あまり自分から積極的に口を出さないようにしています。ある程度、チーム員に任せて、本当に必要な時だけ助言する。その一方で、相談しやすい雰囲気づくりに努めています。自分と同じように自由に楽しく仕事をしてほしいですから。
普段、仕事の中で“K”LINEスピリットを意識することはありませんが、それぞれが自由に自分で考えながら仕事に取り組める気風が“K”LINEスピリットなのだと思います。

Q&A

1.転職を決めた理由

前職は外資系の製薬会社でしたが、海外勤務のチャンスがありませんでした。そこで海外で働くチャンスのある業界を探し、海運業界を発見。これほど様々な国に根ざしてビジネスを行っている業界は他にはないと思いました。“K”LINEを選んだのは、部門間の壁がなくコミュニケーション良好な社風で、楽しく働けると感じたからです。

2.“K”LINEで働く魅力

新卒採用とキャリア採用の分け隔てがありません。私自身、今までデメリットを感じたこともないし、キャリア採用で入社した皆さんもそれぞれバラエティ豊かなキャリアステップを踏んでいます。また、社員の距離が近くて、業務外でイベントを催して楽しむ文化があるのもうれしいです。業務外で仲良くなれば、業務の中でも話しやすくなります。

3.将来挑戦してみたいこと

“K”LINEの持続的成長に向けて、次の収益の柱となる新しい事業を開拓するような業務に携わりたいですね。環境規制や自動運転など、海運業界は今、転換期を迎えています。もしかしたら10年後は、がらりと環境が変わっているかも。そうした転換期に立ち会いながら仕事ができるのはとても幸運だし、ぜひ自分も変革に関わっていきたいと思っています。

4.応募者へのメッセージ

新卒採用とキャリア採用の社員の間に壁がなく、もちろん平等に扱ってもらえて、いろいろなチャンスがある会社なので、ぜひご検討を! また、繰り返しになりますが、海運業界は変わり目にあり、“K”LINEも変化が求められています。そこに立ち会いながら仕事ができるのは、非常に魅力的なところだと思います。

1日のスケジュール
9:00
 
出社

前日、終業後に届いたメールのチェックとその対応。また、前日、時差の大きい地域の方にメールしていた依頼や確認事項に対する返信をチェックし、その対応を行う。

10:00
 
打ち合わせ

テーブルマスターとしての仕事とは別に、担当として持っている船の新規航海の契約内容に関する打ち合わせを行う。

12:00
 
昼食

会社のチームメンバーと近くの定食屋で昼食。基本的には仕事に関係のない雑談をしながら、リフレッシュ。

14:00
 
相談対応

チーム員からの相談対応や、突発的なトラブルに関する助言などを行う。また、各種精算関係の確認・処理を行う。

18:00
 
退社

時差が大きい地域で航行する本船に対して、翌朝に受領できるように指示や相談事項をメールして、退社。