career01

長年培った
マネジメント力を活かして、
新規事業チームを率い、
次代の“K”LINEの事業の
柱をつくる

Profile

前職のコンサルティング会社で経営・企画の経験を積み、一通りのスキルが身についた頃から「他社の業績改善ではなく、自社の事業を大きくすることに携わりたい」と考えるようになる。“K”LINEとは前職から共に仕事をしていて、従業員一人ひとりを大切にする社風に魅力を感じていたこともあり入社を決意。現在、チーム長として新規事業の開発に取り組んでいる。

入社1年目
営業(LNG船グループ LNG第一チーム)

巨額資金を要するLNG船の入札に挑み、
契約を獲得する醍醐味を味わう

入社直後から携わったLNG船事業は、巨額の資金を調達して建造したLNG船を用いて、長期にわたってお客様にサービスを提供していく、当社の中でもとりわけ大きなアセットを扱う分野。業務は大きく分けると二つあり、一つは契約を獲得するまでの仕事、もう一つは契約後の契約管理の仕事で、いずれも財務や会計の知識が必要です。通常は後者の仕事の方が多いのですが、私が所属していた最初の4年間は比較的、前者の仕事、すなわち入札案件が多いサイクルのタイミングでした。
その中で印象に残っているのは、電力会社のお客様向けの入札に携わり、最終的に契約を獲得できたことです。入札から契約までの1〜2年の間、お客様と向き合いつつ、社内の同じチームの同僚・後輩はもちろん、財務、法務、さらに海上職の方々と連携して、価格見積もり、資金調達スキームの構築、サービス内容提案などを進め、競合他社との差別化を少しでも図り、お客様に当社を選んでいただく努力を続ける。そうした中でお客様と非常に深い関係を築くことができました。また、関わる人が非常に多いため、契約獲得の際は、皆で祝杯を挙げて喜び合い、“K”LINEの一つの仕事の醍醐味を余すことなく味わいました。

入社5年目
ロンドン駐在
( “K”LINE LNG Shipping (UK) Ltd.)

マネージャーとしてナショナルスタッフを束ね、
ヨーロッパ各国のお客様への営業活動を推進

入社前も入社後も「海外駐在をしたい」と言い続けてきて、早くも5年目に希望が叶い、ロンドン駐在へ。マネージャーの立場で、オイルメジャーをはじめとするヨーロッパのお客様に向けて営業活動を行いました。国内と取り組む業務内容はそれほど変わりませんが、30人規模の会社の中で日本人は4、5人で、他はみんな現地のナショナルスタッフ。日本の環境とは全く異なります。会社には10か国以上の国籍の方々がいて、バックグラウンドも多様。最初はコミュニケーションを取る中で「そんなふうに思うんだ」などと戸惑うこともありました。お願いした仕事をやってくれないこともあり、どうしたら彼らが納得して動いてくれるか、徹底して考えました。結論を言えば最も大切なのは信頼関係です。私は一つひとつの仕事の中で誠実な対応を積み重ねることで徐々に信頼を獲得。その結果、一つの目標に向かって助け合って仕事を進めることができました。
一方、お客様もイギリス、ノルウェー、スペインなど幅広く、その気質も様々です。しかし、日本にいた時と同様、お客様の質問や要望に都度きちんと答えるなど、きめ細かい対応の積み重ねで信頼関係をつくっていくことで、良好な関係を構築。海外でも国内で培った営業力が通用することを確信しました。

入社8年目
営業(LNG船グループ LNG第二チーム)

国内のメンバーに自らの経験を伝え、
チーム一丸となって新規の入札案件を獲得

ロンドンから帰国し、国内でもマネージャーとしてチームを預かることに。自らが動く立場ではないので、いかにチームの皆に気持ちよく仕事をしてもらうかということを重視したい。そこで私が心がけたのは、思い切ってできるところまでは任せてみることでした。ロンドン駐在時、私の上司がそういうタイプで、かなり任せてもらったことで、自分自身、力をつけることができたという思いもあったので。任せてみて一人ひとりが成長していく姿を見るのは非常にうれしいことでした。
マネージャーとしての2年間、注力して取り組んだのは、アフリカのLNG生産地向けの入札案件です。実際に生まれて初めてアフリカに赴いたりも。そんな中、「入札までにどれだけ入念な準備をするか」歴代の担当から受け継いできた思いや、これまでの自分の経験を皆に伝えながら進めていきました。最終的にはまた祝杯を挙げることができ、社内のメンバーはもちろん、お客様とも本当に一つのチームになれたことに胸が熱くなりました。私の9年間にわたるLNG船の営業経験の最後の仕上げとして非常に良い成功体験だったと思っています。

入社10年目
新規事業開発
(カーボンニュートラル推進グループ 再エネ事業チーム)

未来の“K”LINEのあるべき姿を目指して。
再生可能エネルギー分野の新規事業の開発に挑む

現在はチーム長という立場で、カーボンニュートラルに向けた取り組みの中でも、洋上風力に関わる船やCCUS(CO2の回収・貯留)向けの海上輸送など、カーボンニュートラル分野の新規事業の開発に取り組んでいます。とはいえ、新規事業は一朝一夕でできるものではありません。チームで日々懸命に検討しながら進めていますが、目に見える結果はなかなか出てこないのが正直なところです。そんな中でのチーム長としての役割の一つは、いかにチームの皆のモチベーションを上げるか。自分たちが取り組んでいることはまだ芽かもしれないけど、未来の“K”LINEをつくるために重要なことをやっているのだと理解してもらえるように努めています。
例えば、今最も力を入れていることの一つはCO2の海上輸送です。当社は、世界に先駆けて経済産業省主導で取り組んでいる、「船舶による液化CO2の長距離輸送の実証実験」に参加しており、これは日経新聞に取り上げられるなど注目されてもいて、チーム皆のモチベーションになっています。まだまだ祝杯は挙げられませんが、5〜10年後に当社の事業の一つの柱になると思えば力が湧いてきます。

Work-life Balance

“K”LINEで3社目の私の経験からすると、当社は本当に社員思いの会社です。入社前もそう感じていましたが、入社して働いてみて、本当に社員のことを真面目に考えている会社だなと再認識しました。私自身、ロンドン駐在でヨーロッパの方々の“ファミリーカムズファースト”を目の当たりにして、自分もそうありたいと強く思いましたが、“K”LINEにはそれが実現できる環境があります。我が家には子供が二人いますので、私も仕事と家事育児をしっかり両立しています。

関谷 清
新規事業開発
カーボンニュートラル推進グループ 再エネ事業チーム/
入社11年目
Message

いろいろな人に入社してもらいたいと思っています。良い意味で当社らしくない人も必要だと思うし、そういう人が入ってくることで新しい風が起こることを期待したいのです。私自身、少し変わったバックグラウンドだと思ってもらえて、それを活かす方向で多くの機会を与えてもらえたと実感しています。キャリア採用だと転職した会社に自分を合わせていくところもあると思いますが、むしろ、自分の経験を活かして会社を変えていく、というくらいの気持ちの人と一緒に働ければと願っています。